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2005年04月02日

注腸

大腸X線検査を専門用語で注腸と言う。
注腸の技術的な件は専門書に詳しい。最近ではどんな専門書があるのかもネットで簡単に調べることが可能だ。おそらくX線技士はそれらの本を読んで勉強しているのだろう。

今回X線を照射するということで、被爆が心配だったが、国立がんセンターで手術する場合にも、内視鏡と注腸を併用しているしていることがわかったので、とりあえず楽そうなのでやってみた。

前の日は夕食を控えめにしておけば問題ないだろう。
その後、クエン酸マグネシウムを主成分とするソーダ味の下剤を飲む。
下剤を飲んでからは検査が終わるまで飲まず食わずである。
下剤の効きはは体質により違うだろうが、夜中か朝方にもよおすはずだ。それも何度も。

その後、病院に行く。その後はやり方はいろいろあるだろうが、浣腸してさらに洗浄するのが良い写真を撮るのに必要なのでは無かろうか。浣腸自体たいしたことはない。

検査の前に方へ筋肉注射をし、内臓の動きを止める。

その後、X線。バリウムと空気を入れる。空気はおならの逆で結構びっくりするかも知れないが、たいしたことはない。多少ふくらむがそれもたいしたことはない。
一番大変なのは、バリウムを目的の場所まで移動させるために、何度も体勢を変えるところだろう。
あっち向いたりこっちむいたり、回転したり、逆さになったり。このあたりがヘタなX線技士だと被爆量が多くなりそうだ。

逆さになったときにずり落ちないようにするのが、力のない人には大変かも知れない。
いろんな体勢になり、合計20枚ほどの写真を撮って終わり。

終わったらもよおすので、トイレに行く。
バリウムが出るところはたいしたこと無いが、ガスが大量に出るので、こっちの方が大変だ。
注腸と内視鏡のどっちが大変かはよくわからないが、検査後のことを考えたら、内視鏡のほうが良いかも知れない。内視鏡は熟練工でないとやる気にならないが。

ということで、問題なしと言うことになった。

問題は注腸でわかる範囲では問題はなかったというだけで、内視鏡でみたら問題あるかも知れないし、他の臓器には何らかの問題があることもあり得る。
というわけで、最終的にはPETをやらないと納得が出来なくなりつつある。

投稿者 kamikura : 2005年04月02日 21:44

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